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  -プロローグ-
  この世界には、異世界への入り口が各地に存在しているらしい・・・
  
「天使と悪魔の住まう魂の居住地」、「召喚術の発達した聖国家」、「英雄の心を犠牲にして統合した国」
  
「特殊な力を持つ種族の住む隠れ里」、「英雄王の犠牲の上に繁栄を勝ち取った王国」・・・
  
そして、今私たちが住む・・・この世界・・・
  
だけど・・・その扉は固く閉ざされていて簡単に通り抜けることは出来ない。
  
だから、どの世界の住人も、いつしか自分の世界が全てだと思うようになっていった。
  
異界の扉の存在を忘れ、異界への好奇心を忘れた・・・
  
忘れられた「異界の扉」・・・その扉を開く冒険者は、もう現れないのだろうか・・・
  
							 
							
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